STORY
「結婚式の主役になるような、高品質のガーベラを作りたい」
そんな想いを元に、JAとぴあ浜松 PCガーベラ販売部会は、1989年に浜名湖湖畔で産声を上げました。その後成長を続け、現在部会は、30〜60代の幅広い年齢の11名の生産者さんで構成されています。
「複数の生産者が集うからこそ、自己流にならず、“みんなが良い人に合わせる品質管理”ができるんです」と、構成員の藤野さん(画像中央)は語ります。協力して栽培に取り組むことで、品質の相互チェックや計画的な作付け、意見交換など、数々のシナジーが生まれています。
各ハウスで手摘みで収穫されたガーベラは、1箇所に集められ、花びらが傷まないように、首元に保護キャップを掛ける作業を行います。人の手で行うとかなり時間がかかりますが、部会では、地元の企業と共同でキャップ掛けの機械を開発・導入することで、パッキングの作業効率を大幅にアップさせました。今では、全国シェアのおよそ9分の1に当たる、年間1,300万本以上がこの場所から出荷されており、ガーベラの生産量・品種のバラエティともに日本一を誇ります。効率的な生産に欠かせない、この「Packing Center=パッキングセンター」の頭文字から、「PCガーベラ販売部会」と名付けられました。
また、花を生産・出荷して終わりではありません。部会内に販売企画委員会を設置し、全国各地のフラワーショップや、花にまつわるイベントに足を運んでの、ガーベラの普及活動にも精力的に取り組んでいます。
ガーベラの花言葉である「常に前進」を体現する姿と明るい笑顔に、元気をもらえる生産者さんです。