2018.02.20 UP
品種数も多く、いろどりゆたかなラナンキュラス。ころんとしたかわいらしさで、いまやバラに勝るとも劣らない人気を誇る花です。
【Japanese name】ラナンキュラス、花金鳳花(はなきんぽうげ)
【English name】Persian buttercup
【Scientific name】Ranunculus asiatics
【Family・genius】キンポウゲ科・キンポウゲ(ラナンキュラス)属
【Origin】ヨーロッパ南東部~中近東
【Flower Language】美しい人格、あなたは魅力に富んでいる
花びらの数は5枚から200 枚に進化
原種の花弁はたった5 枚。400 年という育種の歴史を経て、現在流通するラナンキュラスの花弁は200 枚以上になるまで進化を遂げました。
“rana” はラテン語で…カエル!
名前の由来はラテン語でケリウを意味する“rana”。カエルがいそうな川辺や湿地帯に原種が生えていたこと、葉がカエルの足に似ていることから名付けられたそう。
名君に見出され、その母に捧げられた花
ラナンキュラスをヨーロッパにもたらしたとされるのがフランスのルイ9 世。十字軍遠征で訪れた中東から、花好きな母のために湿地に咲く花を持ち帰ったといわれています。
原種の花弁は、金色に輝く?
「ラナンキュラス」は学名の一部で、英語名は「Persianbuttercup」。原種が5弁の黄色い花で、金色に輝く花姿がその由来とされています。
バラのようなラナン、ラナンのようなバラ
“バラ咲き” “バラのように華やか” などと形容されることもしばしばのラナンキュラスですが、逆にラナンキュラスに似ていることから「ラナンキュラ」という品種名のバラもあります。
悲恋のギリシャ神話に由来
名前の由来には、ギリシャ神話に登場する青年ラナンキュラスとする説も。悲恋の傷心を胸に秘め、命を終えた彼の墓の近くに咲いていた花がその名を付けられました。