母の日に喜ばれること請け合い
プレゼントにぴったりな旬の花をバイヤーがレコメンド
毎年のことながら、どんな花を選んだら喜んでもらえるか、迷ってしまいがちなのが母の日のプレゼント。
母の日といえば、誰もが思い浮かべる「カーネーション」や、もらってうれしい「バラ」、育てて楽しめる「アジサイ」などが人気ですが、「今年はもっと趣向を変えたい!」「お母さんの好みに合わせたい!」などの希望を叶えるべく、母の日に贈っても喜ばれること請け合い、この時期旬の花を青山フラワーマーケットのバイヤーにヒアリングしました。ぜひプレゼント選びのご参考に!
- 青山フラワーマーケット バイヤー水野(切り花担当)
- 青山フラワーマーケット バイヤー関(鉢植え担当)
一本でも圧倒的な存在感を誇るシャクヤク
カーネーション、バラ、アジサイの「人気御三家」以外だと、母の日のプレゼントにおすすめしたいのはシャクヤクですね。あでやかな花姿で、一本でも圧倒的な存在感を誇るシャクヤクは、「立てば芍薬、座れば牡丹......」と昔から美しい女性になぞらえる花なので、いつまでもステキでいてほしいお母さんへのプレゼントにもぴったりです。
ふわふわと重なる花びらがたおやかに咲く姿は、惚れ惚れする美しさ。欧米では「ピオニー」と呼ばれ、その甘い香りはフレグランスにもよく調合されていますよ。
シャクヤクはもともと漢名を「癪薬」と書き、中国が原産ですよね。現在日本では、中国からもたらされた一重咲きの「和シャクヤク」と、ヨーロッパからもたらされた八重咲きの「洋シャクヤク」の良いところをMIXした品種がたくさんあり、ピンクや白、赤など、色や咲き方も豊富。どんな空間も飾れば華やかに彩ってくれます。
まるで木琴のバチのようなつぼみは、花が咲き始めると一気に咲き進み、満開になるので、その変化も鑑賞してほしいですね。
シャクヤクは5月が旬の季節。今だけのスペシャルな美しさをぜひお楽しみください。
可憐なクレマチス
母の日の贈り物は、アジサイやカーネーションの鉢植えも「育てて楽しめる」と人気だけれど、ほかにこの時期注目したい花の鉢植えはありますか?
これから旬を迎えるクレマチスですね。花が可憐で年々人気が高まっています。なかでも八重咲きはボリュームがあって華やか。
クレマチスはほかの植物に絡みつくように成長する蔓性植物なので、例えば、フェンスなどのそばに置けば、細いヒゲ状のつるをコイル状にクルクル絡ませながら立体的な風景をつくり出してくれます。また、クレマチスの根は下に向かって真っすぐ伸びる直根性なので、直接お庭に植える際も小さなスペースに取り入れやすいです。ガーデニング好きのお母さんにプレゼントしたら喜ばれるのでは。
心癒されるラベンダー
もうひとつおすすめするとしたら、ラベンダーです。「香り、薬効、美しい色」と三拍子揃った植物。写真は「イングリッシュラベンダー」は初夏が旬で、この時期になるとイギリスではイングリッシュガーデンではもちろん、個人のお庭でもラベンダーの花が見られるそうです。
日当たりの良いお庭に植えれば数年で大きな株となり、たくさんの花を付けて芳しい香を放ってくれますよ。
ラベンダーの原産地は地中海沿岸だそう。約2000年前に古代ローマ人がイギリスに持ち込み栽培されるようになったんですよね。イギリスでは今も香水から食用まで、広く親しまれていますね。
ガーデニングの観賞用として楽しめるのはもちろん、ラベンダーを束ねてブーケにしたり、ドライにしてスワッグにしたり、使い道がたくさんあるのも魅力です。
アロマの香りに包まれて過ごせるので、ナチュラル好きのお母さんにぴったりです。店頭ではこの時期旬の花を揃えてお待ちしています。
母の日には期間限定のオリジナルギフトも多数登場しますので、ぜひご覧ください。
※花の生育状況などにより、入荷や数に限りがある場合がございます。