ギフトにもぴったりな
クリスマス定番の花
街がイルミネーションのきらめきに包まれる12月は、家に花を飾って楽しむのはもちろんのこと、プレゼントを贈るにも絶好のチャンス。
クリスマスを彩る花とグリーンを、その意味や特徴、おすすめの楽しみ方とともにご紹介します。
ぜひ、花選びの参考にしてください。
※取り扱い状況は店舗により異なります。詳細はご利用店舗へとお問い合わせください。
Index
1. ポインセチア
2. バラ
3. エバーグリーン(ヒムロスギ・モミなど)
4. アマリリス
5. 赤い実(サンキライ・姫リンゴなど)
1. ポインセチア
原産地メキシコで、聖夜を意味する「ノーチェ・ブエナ」の名で呼ばれる、クリスマスを代表する花です。花びらのように見える真っ赤な苞葉(ほうよう=葉の一種)が、東方の三博士をイエス・キリストの元に案内した星に見立てられます。近年は品種改良が進み、オーソドックスな赤色のほか、白やピンク色、形もさまざまな品種が生まれているので、部屋のテイストや贈る相手の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
「祝福する」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」など、聖夜にふさわしい花言葉も、クリスマスの花として愛される所以です。
11月から鉢植えを部屋で育てれば、クリスマス当日まで、ホリデームードを存分に楽しめます。クリスマスに咲くことから寒さに強いイメージがありますが、中南米原産のポインセチアは暖かい場所を好む植物です。日当たりのよい窓辺など、10度以上の暖かい室内に置きましょう。
鉢植えが一般的ですが、クリスマスシーズンには、切り花も楽しめます。ブーケに使用すると、冬らしく、やさしくも凛とした雰囲気に。
2. バラ
言わずと知れた、花の女王。1年を通して楽しめますが、12月はベルベットのような深い赤や、雪のような白いバラが、店頭を彩ります。
華やかな見た目のほか、花言葉にも注目を。赤いバラの花言葉は「愛情」、白いバラの花言葉は「深い尊敬」と、愛や感謝の気持ちを伝えるクリスマスギフトにぴったりです。
バラの本数にも意味があり、特に有名なダズンフラワーズ(=12本)のブーケは、古くヨーロッパで、「感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠」の12の意味を、花一本一本に託し、「全てをあなたへ誓います」の気持ちを込めて、恋人へと贈ったのが起源といわれています。心からの愛を伝えるクリスマスプレゼントとして、今でも多くの方に選ばれています。
バラだけの束を渡すのが気恥ずかしいときは、この季節らしいエバーグリーンをミックスしたブーケやアレンジメントがおすすめです。エバーグリーンの緑が赤を引き立て、そのまま飾るだけでクリスマスらしい華やかなインテリアが叶います。
3. エバーグリーン
四季を通して生き生きとした緑の葉をつける、ヒムロスギやモミなどの「エバーグリーン」(常緑樹)は、変わることのない若さや豊かさ、イエス・キリストの永遠の命を象徴する植物です。
主役の花を引き立たせるグリーンとしてはもちろんのこと、ヒムロスギ、ヒバ、ブルーアイスなど、さまざまな種類のエバーグリーンを組み合わせて、ブーケやスワッグとして楽しむのもおすすめです。森のようなアロマがふわりと香り、リフレッシュ効果も期待できます。プレゼントとして贈れば、もらった人も思わず笑顔に。
フレッシュな状態のほか、ドライでも楽しめるので、クリスマスリースの材料にも向いています。キリスト教圏の国では、クリスマスの4つ前の日曜日から「アドヴェント(待降節)」が始まります。イエス・キリストの誕生を待ちわびるこの期間が、クリスマスの準備期間。手作りするなら第1アドヴェント前に準備して、針葉樹の澄んだ香りに心を落ち着かせながら、丁寧にじっくり作り上げましょう。壁やドアにかけ、徐々にドライになっていく様子を楽しむのも、フレッシュリースならではの醍醐味です。
4. アマリリス
すらりと伸びた茎に、星のような花を複数つける、中南米原産の花です。クリスマスらしい赤や白の花色に、華やかな咲き姿が象徴的。ブーケに使うと、ゴージャスかつリッチな印象になります。
花が大きく、重みがあるので、長さを生かしていけるときは安定感のある花瓶がおすすめです。枝と一緒に飾るだけで、凛とした大人な雰囲気を演出することができます。つぼみが多くついているものを選べば、開花していく様子も楽しめます。
切り花のほか、鉢植えで楽しめる品種もあります。
5. 赤い実
実ものは「収穫」や「豊かさ」の象徴、赤はイエス・キリストの血の色であり、同時に「愛」や「寛大」を意味する、ホリデーに欠かせないカラーです。クリスマスの赤い実といえばヒイラギが有名ですが、フラワーショップではサンキライや野ばらの実、小さな姫リンゴも店頭を彩ります。
ブーケやリースに使えば、丸いフォルムがやさしいアクセントに。姫リンゴは、小物と一緒に無造作に並べるだけで、雰囲気のあるクリスマス飾りになります。
いかがでしたか?
このほかにも、ふわふわとした雪のような「コットンツリー」や、「吊るした枝の下でキスをすると結ばれる」というロマンティックな言い伝えのある「ヤドリギ」など、ホリデーシーズンにはたくさんの花やグリーンが店頭に並びます。
飾るシーンを考えながら……
贈る相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら……
じっくりと、お好みの花を選んでくださいね。