長もちの秘訣は「フラワーナイフ」。安全に使うコツを伝授します
2018.07.01 UP
プロ専用の道具と思われがちな「フラワーナイフ」ですが、コツを覚えれば自宅でも大活躍のアイテム。はさみで切るより切り口が大きくなり、バラやアジサイなど水がたくさん必要な花には特に最適です。案ずるより使うが易し、上手に切れる安全な使い方をお教えします。
ナイフのメリット
二枚の刃で二方向から圧力をかけて切るはさみに対し、一枚の刃が一方向に滑るナイフ。茎に圧力がかからないので、水を吸うための導管がつぶれません。断面も大きくなり、より多くの水を吸い上げられることが何よりのメリットです。
開閉時は指の位置に注意
刃先は強いバネで柄の中に折りたたまれているので、開閉時にも注意が必要。開くときは、右手で柄を握り左手で刃先を引き出します。刃と柄が一直線になれば◎。閉じるときは、刃先を下に向け、左手で刃を押し下げます。刃先が収まる溝に指かかっていないことを必ず確認しましょう。
刃と親指は平行に
手の平で握るのではなく、柄を指の付け根にフィットさせて持ちます。親指は握らず外に出し、刃と平行に。
「茎を動かす」ことがコツ
切り方
(1)茎を親指の付け根近くに乗せます。
(2)刃を軽く当てたら、花頭を自分から遠ざけるイメージで、左手を刃と反対方向へ引っ張ります。茎に対して30度程度傾けて刃を入れると、大きく鋭角な断面に。
ナイフを持つ手は動かさないことが、安全かつ軽い力で切るコツ。ナイフが動かないのでケガをする心配がありません。脇をしめて体の近くで切ると力が入りやすく、より切りやすくなります。
花もちをよくするためには、しっかりと水を吸わせてあげることが重要。花瓶にたっぷりの水を入れていても、吸水面が小さく導管がつぶれていると、たくさんの水を吸い上げることができません。ナイフを使いこなして、いきいきとした花を長く楽しみましょう。
※青山フラワーマーケットオリジナル「フラワーナイフ」は右利き用です
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